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平出 哲也
no journal, ,
ポジトロニウム(Ps)は負の仕事関数をもち、液相中では周囲分子との反発によりナノメートルよりも小さなバブルを形成する。イオン液体で示される異常な陽電子寿命を理解するために、陽電子消滅時刻-消滅線エネルギーの相関(Age-momentum correlation: AMOC)測定が行われ、バブル形成が異常に遅いということが明らかとなってきた。オルソ-Psのピックオフ消滅は、バブルの壁からの電子との消滅であり、よってバブルの大きさに依存することとなる。よって、この消滅率の変化から、バブルの形成過程、例えばバブルの振動などが観測できると考えられる。減衰以外の成分を観測するために、指数減衰の重ねあわせで測定された寿命スペクトルを模擬し、実際の測定スペクトルから模擬スペクトルを差し引いた。その結果、オルソ-Psの消滅率が振動していることを観測することに成功した。